有酸素運動が脂肪を燃焼させる仕組み

有酸素運動が脂肪を燃焼させる、と言うのはよく知られていることです。
でも、どうして酸素を取り入れると脂肪燃焼に繋がるのでしょうか。
これを知らないと、いくら有酸素運動をしても、効率よく脂肪を燃焼させることが出来ません。
つまり、有酸素運動が脂肪を燃焼させる仕組みを知ることは、脂肪燃焼効果をアップさせることに繋がるのです。

 

有酸素運動をすると、より多くのエネルギーが必要となります。
そのため、まずは血液の中にある糖質が、エネルギーに変換されて消費されていきます。
しかし、そのままエネルギーを消費し続けると、血中の糖質だけでは足りなくなってしまいます。
ですから、次に筋肉や内臓に蓄えられた糖質をエネルギーとして使います。
それも足りなくなると、いよいよ蓄積している脂肪を燃やして、エネルギーとして消費していくのです。

 

この仕組みから分かるように、有酸素運動を数分したからと言って、すぐに脂肪が燃焼されるわけではありません。
現在では、脂肪がエネルギーとして使われるようになるのは、有酸素運動を始めてから8分後と言われています。
つまり、毎日頑張って有酸素運動をしていても、5分程度なら脂肪は燃えていないのです。
また、10分行なっていても、脂肪が燃焼される時間は約2分程度です。
これでは、いくら有酸素運動をしていても、余計な脂肪を落とすには長い期間が必要となります。
ですから、最低でも15分から30分は続けるのが、脂肪燃焼効率を上げるポイントになるのです。

 

また、脂肪燃焼の流れを見ると、まず運動によって脳がエネルギーが必要と判断します。
これによって、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されて、脂肪分解酵素が活性化されます。
そして、脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、エネルギーとなって使われます。
つまり、脂肪はそのまま燃焼されるのではなく、一度分解されてエネルギーとなるのです。
ですから、有酸素運動で脂肪燃焼を促進するには、アドレナリンを分泌させるのが鍵となります。
そのためには、準備運動をしっかり行い、脂肪分解酵素を活性化するカプサイシンを摂取するといいでしょう。

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